(60)タカミ(上)~仏ロレアルが買収し傘下に収める~
ドクターコスメの中堅メーカー、株式会社タカミ(東京都中央区)が世界最大の化粧品会社仏ロレアルと株式譲渡契約を締結し、ロレアルグループの傘下にはいった。買収額は、非公表。...
View Article(60)タカミ(下)~ロレアルのタカミ買収はアジアブランド拡大が狙い~
ロレアルの傘下に入ったタカミは、 美容皮膚科タカミクリニックのノウハウから生まれたドクターズコスメの主力製品「タカミスキンピール」(角質美容水=写真)やスキンケアラインなど角質ケアに特化した化粧品を開発してきた。 国内では、路面店「TAKAMI...
View Article(61)美養(上)~プロテイン配合の基礎化粧品を開発~
株式会社美養(神奈川県横浜市、社長 沼倉萬里枝氏)は、主に化粧品、健康食品の製造・販売とエステティックサロンのFC展開等を行っている。設立は1989年8月。現在の社員数は、約20名に上る。関連会社として、サロン事業等を行う株式会社生命情報研究所(神奈川県横浜市)と健康に関わる生涯学習を行う一般社団法人美養研究会(神奈川県横浜市)がある。...
View Article(61)美養(下)~生命情報研、FCサロン、エステスクール展開~
美養は、自社開発した化粧品を自社運営の通販サイト「シェルドマリ」での販売に加えて、フランチャンズチェーン(FC)によるエステサロンでも販売(卸)している。 FC方式のエステサロンは、グループ会社の株式会社生命情報研究所が行っている。...
View Article(62)アルマード(上) ~6月24日にもジャスダック市場に上場~
卵殻膜原料を活用した化粧品、サプリメント等の製造販売を展開する株式会社アルマード(東京都中央区)が今年(2021年)6月に東証ジャスダックスタンダード市場に上場する。法人設立(2000年10月)後、21年にして上場を実現する。 同社は、当初、2020年4月に上場する予定でいたが、コロナによる株式市場の混乱などで見送り、今回が再チャレンジとなった。...
View Article(62)アルマード(下)~卵殻膜研究で多数の特許を取得~
アルマードは、法人設立当初から卵殻膜原料についての製造技術研究を進めてきた。卵殻膜とは、鶏卵の殻の内側にある薄い膜のこと。18種類のアミノ酸、プロテオグリカン、ヒアルロン酸等で構成され、美容・健康成分が含まれている。膜の厚さは0.07mmと極薄にも関わらず菌や、菌やウイルス等から卵の中のヒナを守り誕生までを導く発育器の役割も果たす。21日間のうちに100億個もの細胞を生み出す驚異の力を秘めた天然素材...
View Article(63)高級アルコール工業(上) ~VCから投資、将来上場も視野に~
化粧品の原料として広くアルコールが使われている。化粧品で一般的にアルコールといわれているのは「エチルアルコール」と呼ばれるもの。成分表示では「エタノール」と記載される。 エタノールは無色透明の揮発性の液体で、さまざまな成分を溶かす作用に優れているため、化粧品に成分配合されている。...
View Article(63)高級アルコール工業(下)~第2工場建設、金融機関3行が37憶円を協調融資~
高級アルコール工業は、シャンプーや口紅、マスカラなどに使用される高品質な化粧品原料を開発・製造している。独自の精製技術や多品種小ロット生産による品揃えを強みにして大手化粧品メーカーなどを中心に、国内外の約1500社で使用されている。 同社を巡るトピックスな動きとして新工場建設に伴う建設資金を地元銀行など3行が協調融資した点が挙げられる。...
View Article(64)シロ(下)~国内外で出店攻勢、ブランドの浸透図る~
シロは、国内直営店舗を開設する中で、新たな業態の店舗も推進している。2020年3月に「人はいないけど、愛がある」をコンセプトに、スマートフォンを駆使した新感覚デジタルストアの「シロ セルフ」(SHIRO SELF)を「ルミネエスト新宿店」に併設した。 新業態店の「シロセルフ」は、対面接客をしない代わりにスマートフォンが製品の情報や使い方などを声や画面でサポートし日本語、英語対応も行う。...
View Article①化粧品・美容企業等の新規上場~この1年間で中小・ベンチャー企業6社が新規上場 ~
株式会社美容経済新聞社(東京島港区)の調査で、昨年(2020年)から今年(2021年)6月までの約9ヵ月間に化粧品・美容関連の中小・ベンチャー企業の新規上場が6社(表参照)に上ることが明らかになった。 化粧品業界は、異業種から化粧品分野に新規参入する動きがより鮮明になる一方、流通販売網を持たず直接、ネットで消費者に化粧品を販売するD to C方式の販売事業者が出現するなど新たな潮流が起こっている。...
View Article②化粧品・美容企業等の新規上場~グラフィコ、女性社長、経営手腕を発揮し上場実現~
株式会社グラフィコ(東京都品川区、社長 長谷川長谷川純代氏=写真)は、主に女性向けの健康食品「ヘル スケア」や化粧品「ビューティケア」、医療用・一般用医療などの「医薬品」、酸素系漂白剤に代表される「日用雑貨品」(ハウスホールド)など他分野の事業を手掛ける生産工場を持たないハブレスメーカー。日用雑貨やサプリメント等が事業の中心をなし、総売上高に占める化粧品事業の売上構成比は低い。...
View Article③化粧品・美容企業等の新規上場~グラフィコ、2021年6月期増収増益予想~
株式会社グラフィコ(東京都品川区)の2021年6月期業績見通しは、日用雑貨や医薬品需要が堅調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症の影響拡大によるインバ ウンド需要の大幅減少などにより、化粧品や健康食品需要の減少が長期化するものと想定。半面、国内需要の取り込みを狙った既存商品のリニューアル化を進めることなどが奏功して増収増益を見込む。...
View Article(65)パス(上)~マードゥレクス、ジヴァスタジオ2社を社を買収~
通信販売事業を行うパス株式会社(2007年3月東証二部上場)は、2015年7月に化粧品メーカー「マードゥレクス」とテレビ通販企業への商品卸やOEM企画等の事業を展開していた「ジヴァスタジオ」の2社をセールスプロモーション活動の企画・制作・運営を行うジークスから株式を譲受(買収)し、子会社化した。...
View Article(65)パス(下)~1年以内にも新規コスメの第二弾販売へ~
パスは、新規コスメの開発に力を入れる。子会社マードゥレクスを通じて新コスメの第一弾として2021年4月に「バブルショット」(写真)を開発し、通販市場に投入した。 バブルショットは、炭酸濃度と肌に浸透しやすいビタミンナノ化エマルジョンを配合したスキンケア。 エステ級のケアが自宅で手軽にできる「エッセンスクリアフォーム」(パック・洗顔料)と「エッセンスコンク」(パック・美容液)の2アイテムを商品化した。...
View Article④化粧品・美容企業等の新規上場 ~アイエヌイー、マザーズ上場・美容家電に力~
化粧品、美容家電、トイレタリー、ヘルスケア等の企画開発・販売事業を行う株式会社I-ne(アイエヌイー、大阪府大阪市、設立2007年3月)がマザーズ市場に上場(2020年9月)した。植物を生活に取り入れたシャンプー、トリートメント、スキンケア等のブランド「ボタニスト」(BOTANIST)やヘア-アイロン、ドライヤ...
View Article⑤化粧品・美容企業等の新規上場~アイエヌイー、AIで開発・販売をスピード化~
アイエヌイーの強みは、日々市場の動向にアンテナを張り巡らせながら高速で商品を開発するスピードにある。1つの商品開発から発売までの期間が、最短6ヶ月というスピードを実現している。 コモディティ化する市場や社会に対し、よりスピーディーにアイディアを具現化・商品化することを実現したのが、 商品開発ツール「インサイトスコープ・キヨコ」の開発。...
View Article⑥化粧品・美容企業等の新規上場~プレミアアンチ、株式公開、ブランドと研究開発を強化~
プレミアアンチエイジング(東京都港区)は、2009年12月に化粧品、健康食品等の企画、製造、通販事業を行う目的で設立。法人設立して約11年後の2020年10月にマザーズ市場に上場した。上場による調達資金は、ECサイトの開発費やブランド事業拡大による人件費、広告宣伝費、借入金等の返済などに充てる。...
View Article⑦化粧品・美容企業等の新規上場~プレミアアンチ、通販・小売販売好調~
プレミアアンチエイジングの今期(2021年7月期)業績通しは、主力商品の「ザ クレンジングバーム」 の売上伸長を要因に売上高が前期比 23.2%増の252億7000万円、営業利益が前期比 57.3%増の26億円、当期純利益が前期比54.5%増の17億円と増収増益を見込む。...
View Article⑧化粧品・美容企業等の新規上場~アクシージア、マザーズ上場、中国市場を攻略~
株式会社アクシージア(東京都新宿区)は「女性の染色体」を美の象徴と位置づけ、アジアの美を日本から世界へ発信する「総合ビューティーソリューションカンパニーを目指す」という信念のもと2021年2月マザーズ市場に上場した。法人設立(2011年12月)して10年で上場を実現した。 同社の段卓代表取締役社長は、中国出身で、日本の大学院を修了後、上場企業勤務を経て2003年に起業。...
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